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ファイティングスピリッツ

芸能界歴十年以上の元音楽プロデューサーが日々の真実を独特の視点で斜めに斬るブログ。


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東京スカイツリーは気色悪いぜ


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 テレビのニュースでは、インタビューされた地元の人が「誇りに思う」と喜んでいたけれど、アホか!であった。お前とは何の関係ないことなのだよ。自分が建てたわけでもない塔が地元にできたからといって、誇りだというのは、完全に言葉の遣いかたを間違えているし、人間として情けないかぎりだ。

 スカイツリーを建てたのは、そもそも東京タワーでは当時より多くなった放送局が発信しきれなくなったとか、東京に高層ビルが多くなって電波の届かないところがあって困ったからだと説明を受けてきた。しかし新聞記事によると、本当は、別にテレビが見られないという公共性は皆無だそうだから、呆れる。

 事、テレビ電波の問題としては電波塔はなくても良かったのだ。
 じゃあなぜ建てたか、世界一の塔にしたかというと、下町のあの辺りに東京名所を作りたかったかららしい。
 NHK民間放送局と総務省東武電鉄、それに押上あたりの地元が、物見遊山の客を集めて儲けたいためにおったてたのだ。600メートル級の電波塔を建てないと電波事情が悪くなる、は、口実だった。

 たしかに墨田区のあたりは、これといった観光名所が乏しい。東京の中では取り残されている感じではあった。だからなんとか集客を、の願いがあったのだろう。
 しょせんはその程度のものである。だからあんなものをわざわざ見に行く気はさらさらない。高いところから東京の町並みを見、遠くの富士山や筑波山が見えたところで、何も大喜びするようなことではない。

 http://www.ecobeing.net/ecopeople/peo50/peo50p3.html
上記サイトにスカイツリーを設計した人の記事があるが、言っていることが支離滅裂である。意味不明。あの形状は、美しいフォルムでもなければ、周辺の風景と調和もしていない。東京の街にまた一つ違和感のある構造物が出現した程度のことだ。
 設計者の顔を見ると、なるほどああいう趣味の悪い塔をデザインするわけだなと思える。

 スカイツリーの「基本理念」がこれまた馬鹿げている。「時空を超えたランドスケープ」だと。もうこれは言葉だけ華やかにしてみせたみっともないコンセプトである。
 ランドスケープとは、Wikipedia では「景観を構成する諸要素。ある土地における、資源、環境、歴史などの要素が構築する政治的、経済的、社会的シンボルや空間。または、そのシンボル群や空間が作る都市そのもの」とある。

 日本語で言ってほしいものだが、まさに外国語かぶれの底の浅い人間が、思いついた用語でしかしない。
 それが「時空を超えた」となればいっそう、わけがわからない。押上周辺は江戸情緒が残る町並みがあると、事業主体の会社は説明するが、押上近隣に江戸情緒の残る町並みなんてない。ウソをつくんじゃないよ。

 あのあたりは、別にバカにするわけではないが、東京のなかでは開発がちょっと遅れた街で、せいぜい昭和の名残が街にあるか…でしかない。それはそれでいいじゃないかと思うが、だから地元としては新宿や渋谷、あるいは東京の西にある私鉄沿線のこぎれいな、しゃれた商店街なんかのにぎわいを、墨田区にも作りたかっただけのことである。
 それを苦し紛れに「時空を超えたランドスケープ」などと、趣味の悪い宣伝文句をこじつけたのだ。

 それにつけても、2000円も3000円も払って展望台にあがりたい人の気持ちが理解できない。東京の薄汚れた街を見下ろしても何の感動もあるまい。退屈じゃないんだろうか?

 

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