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ファイティングスピリッツ

芸能界歴十年以上の元音楽プロデューサーが日々の真実を独特の視点で斜めに斬るブログ。


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社会安定機能としての農村


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強い農業の再構築を  

 本来、農業・農村は社会の安定化装置としての機能を備えている。
1998年のアジア通貨危機の際、インドネシアやタイでは都市部が大混乱に陥り大量の失業者が発生した。しかし農村は意外なほど元気が良かった。通貨が暴落することで農産物の輸出競争力が高まり、農家は潤っていた。都市部から多くの失業者が農村に戻った。あらためて、農業が健全であれば、いくらでもヒトを養うことができる包容力を農村は持っていることを痛感した。
 … 中略 …
 ちなみに、日本で、米の生産調整が始まったのは1971年だ。以来40年にわたり、生産者は手かせ足かせされ、潜在能力を奪う形での農業を強いられてきた。この結果、将来の農業に対する生産者の意欲が失われてしまった。それは、同時に、農業・農村の社会安定装置としての機能が損なわれたきた歴史でもある。将来世代のためにも、過去の流れに歯止めをかけ、強く安定した農業を再構築しなければならない。

 未来像打ち出せ

 それにはまずは水田を水田としてフル活用し、人、土地、技術、水、森林そして非農家を含めた地域コミュニティー、地域資源を丸ごと保全して行く方向で、日本農業の将来像を描かなければならない。一方、基盤整備を受け、新しい農業の未来像を打ち出すのは地域の農家の役割であり責務である。

考えてみれば、日本も敗戦直後の混乱期には、都市住民や戦地からの引揚者も含めて、受け入れたのは、全国の農村。
 また、昨年の震災・原発災害時の、都市での食料のパニック買い現象、これから、予想される世界的な金融経済の破局、混乱を見据えれば、あらためて、社会の安定化装置としての農業・農村の重要性を見直す段階に来ているとのではないでしょうか。
 さらに言えば、現在、多くの若者が、農や農村、田舎へ向かおうとしているのは、その重要性を潜在的に感じ取っているからと見ることも出来ると思います。

 

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