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ファイティングスピリッツ

芸能界歴十年以上の元音楽プロデューサーが日々の真実を独特の視点で斜めに斬るブログ。


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【食糧備蓄】何をつくるか→どのように栽培を循環、維持させるか


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経済破局や自然災害などに備える意味で食糧備蓄について歴史を遡って追求しています。
その中でじゃがいもやさつまいもを調べる中で出てきた疑問が
天明、天保の飢饉ではさつまいもやじゃがいもの普及で多くの人が助かったといわれているが、里芋や山芋などの日本の伝統的な芋ではダメだったのはなぜか?」というものです。そこで調べてみました。

里芋、山芋は縄文時代からある伝統的な食べ物で、万葉集平家物語などにも記述が見られます。現代でも、作りやすいことや保存食としても有効と言われています。
 しかし、江戸時代の天明飢饉では火山の噴火による冷害で米も芋も相当な被害が出ました。8月でも霜が下りるという寒冷期で、地域にもよるが、里芋に限らず、さつまいもですら冷害には弱く全滅した地域もあったそうです。
いつのまにか、じゃがいもとさつまいものみ飢饉を救ったように思ってしまっていましたが、実際はできるだけ多くの作物を栽培し、試行錯誤することで乗り越えてきたのだと考えるほうが実態に近いのではないかと思います。実際、江戸時代の書物には飢饉対策の保存食としてあらゆる野菜が記載されています。(じゃがいもは本格的に普及し始めたのは明治以降)

そこから見えてきた視点は、
例えば、さつまいもは痩せ地でもよく育ち、強風に強い。干ばつに強く火山灰土でもよく育つというメリットがある。火山国である日本においては有効だが、冷害には弱い。
じゃがいもは暴風や低温に強く冷害時にも安定的に収穫できる。が、連作できないし、病気が発生すると全滅する恐れがある。

→全ての作物はそれぞれの特徴を持っており、「これだけがすごい」というものはない。むしろ様々な作物が自然のなかで複雑に関係しあうことで毎年四季おりおりの恵をもたらしている。アメリカ型の一作物集中の大規模農業はそういう意味でも自然の摂理に反している(だから大量の農薬や肥料が必要になる)。
→実際は芋に限らず、あらゆるものを当時の日本人は保存食にしようと試行錯誤していた。そうして適応してきた。

しかし、現実的に輸入ストップや自然災害などが起こったときはある程度作れる作物は限られてきます。それでも、歴史に学ぶとすれば、まず何を作るかも重要ですが、作物をどのように循環させて栽培していくかにあるのではないかと思います(そこから種、できれば固定種の備蓄という課題も生まれてきます)。そうして洗練されてきたのが五穀や芋や大根などの日本の作物なのだと思います。

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