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ファイティングスピリッツ

芸能界歴十年以上の元音楽プロデューサーが日々の真実を独特の視点で斜めに斬るブログ。


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崩壊する世界経済を乗り越える新しい生き方


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当面の世界の二大リスクは世界超恐慌と中東大戦争である。これからはアノミーの時代に入る。これまでの権威が通用しなくなる。東日本大震災で政府の対応やマスコミ報道の酷さが露呈した。時代の潮流をつかむには社会システムを把握する必要がある。仕組みを学び、歴史に学ぶことをスタンスする。歴史は螺旋状に繰り返す。全く同じように繰り返すわけではないが、過去の延長線上に現在がある。

現代社会に大きな影響を及ぼしているシステムは金融である。経済は自給自足や物々交換から始まった。交換手段として貨幣が登場したことで分業が進む。最初の貨幣は米などの商品貨幣であった。これは時間の経過によって劣化する上に携帯性にも難がある。

そこで金属貨幣が登場する。これによって価値を蓄えることができるようになった。当初の金属貨幣は取引のために重さを量り、品質を調べていた。それを克服したものが鋳造貨幣(コイン)である。貨幣発行権が権力者に集中し、金は支配の道具になる。貨幣発行権者が神のような力を持つようになる。

中世ヨーロッパでは金貨が最高の貨幣であった。金持ちは金細工師の金庫に金貨を預けるようになる。預かり証を発行する。この預かり証が紙幣として機能するようになる。金細工師の中から金庫に保管されている金貨を貸し付けて利子を取るビジネスを始める者が現れた。これが金融ビジネスの由来である。

これによって実体通貨以上の金銭が流通することになる。これが信用創造である。信用創造は実は詐欺である。銀行家は他人の金貨を黙って貸し出している。そのため、紙幣を持っている人が一斉に引き出しに来ると銀行家は困ることになる。これが取り付け騒ぎである。この場合は一時的に他の銀行から金貨を借りて凌ぐ。後ろめたいことをしている銀行家が秘密のカルテルを作る。

銀行家の大半はユダヤ人である。中世ヨーロッパではユダヤ人は差別され、キリスト教徒に禁止された職業にしか就けなかった。その一つが利子を取る仕事であった。ユダヤ教も利子を禁じていたが、異教徒から利子を取ることは認めていた。

【資本主義の歴史】

資本主義発展の歴史を説明する。イギリスでエンクロージャー(囲い込み)が起こる。共同体の利用に帰していた土地を地主が独占排他的に利用する動きである。これによって土地から追い出された農民が後の労働者階級になる。さらに産業革命が起こり、原材料供給地及び市場として植民地を獲得する帝国主義に入る。

世界初の株式会社が東インド会社である。東インド会社は通常の会社と異なり、政府から貿易の独占権、植民地の行政権・徴税権・軍事権も得る。多国籍企業の原型で、エンクロージャーのグローバル化である。土地を追い出された植民地住民は労働者として多国籍企業に組み込まれる。

資本主義の発展でバブルも起きる。元祖バブルはオランダのチューリップ・バブルである。チューリップの球根が投機の対象になった。借金をして投機し、破産者が続出する。これはオランダが没落し、覇権をイギリスに譲る一因となった。
国家と銀行家の間の協定で中央銀行ができる。中央銀行が発行する紙幣の裏付けは国債。国の政策を銀行家がコントロールするようになる。現代も変わらない。オバマ大統領もウォール街からの献金で成り立っている。だから金融危機に際して国民ではなく銀行を救済した。政治献金は合法的な賄賂である。

預金通貨の方が現金通貨よりも大きい。現金はマネーサプライの20分の1程度しかない。金は借金から成り立っている。借金と金は表裏一体である。金があるというのは誰かの借金である。借金が大きくなると破産する企業が出てくる。破綻企業が増えると政府が借金して景気対策する。政府の借金が増えると増税という話になる。これが日本やアメリカ、ヨーロッパの現状である。返済能力を超える借金をすれば必ず破綻する。

現代では企業活動の収益の少なからぬ割合が銀行への利子返済に充てられている。消費者が購入する消費財の三割程度である。これは銀行が消費者に課す消費税と言える。

本来ならば金融は借り手の返済能力を見込んで行うものであるが、返済できないことを見越して担保流れを目的として貸し付ける業者もいる。借り手を借金漬けにし、破産させ、担保を没収する。これをウォール街の陰語で羊毛刈りという。

アメリカの世界恐慌で銀行や企業が数多く倒産し、寡占化が進んだ。世界恐慌も意図的な羊毛刈りではないか。世界恐慌に積極的に対応した国がナチスドイツや日本である。ナチスドイツは積極財政で失業者を激減させた。日本は高橋是清が日銀に国債を引き受けさせて世界一早く大恐慌を抜け出すことができた。

アダム・スミス国富論』の「見えざる手」が大きな影響力を持っている。これは市場原理主義の神話である。キリスト教世界観にマッチした神話で、科学的には証明されていない。実際は貧富の格差が拡大し、階級対立が激化した。

そこでマルクスが登場する。マルクス無神論者であるが、ユダヤ・キリスト的な世界観の影響を受けている。以下の対比関係を見ることができる。

エデンの園原始共産制

最後の審判とプロレタリア革命

千年王国共産主義社会

ところが、実際の共産主義国家は地上の楽園にはならず、官僚による恐怖政治・計画経済であった。

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